
施術に使う石を変えることを、多くのお客様は最初あまり気にしていません。「石はどれも同じではないか」と思われる方も多いです。ところが、石の種類によって保温性・重さ・表面の硬さが大きく異なり、それが施術の感触と効果に直接影響します。Mineral Peakでは2013年から、季節と体の状態に合わせて石の種類を選び直しています。
01 石の特性と物理的な違い
施術でよく使われる石には、玄武岩、花崗岩、珪石の3種類があります。玄武岩は密度が高く、熱を長く保持します。重さもあるため、背部や腰部に置いたときに適度な圧がかかります。花崗岩は表面が滑らかで、手技と組み合わせて動かしながら使うのに向いています。珪石は比較的軽く、頭部や頸部など繊細な部位に使います。
これらの特性は、季節によって体が求めるものと組み合わせて考える必要があります。夏に保温性の高い玄武岩を高温で使うと、体が過剰に反応することがあります。冬に軽い珪石だけを使うと、深部への刺激が足りないと感じる方もいます。
02 秋から冬の施術で石を重くする理由
気温が下がる秋から冬にかけて、体の深部の筋肉は収縮しやすくなります。表面の皮膚は冷えを感じると血管を収縮させ、熱を逃がさないようにします。この状態では、軽い刺激だけでは深部まで届きにくくなります。
Mineral Peakの秋冬の施術では、玄武岩の比率を増やし、石の温度を春夏より少し高めに設定します。重さと温度の組み合わせで、表面の防御反応を和らげながら深部にアプローチするためです。施術の前半は温度を使って体を緩め、後半は手技と石の重さで深部を整えるという順序で進めます。
03 春から夏の施術で石を軽くする理由
春から夏にかけては、体の表面が活発になります。発汗が増え、皮膚の感受性が高くなるため、重い石を強い温度で使うと刺激が強すぎることがあります。
この時期は花崗岩と珪石を中心に使い、石の温度を体温に近い範囲に抑えます。手技の比率を上げ、石は補助的に使うイメージです。夏の冷房による内部の冷えがある場合は、腰部だけ玄武岩を使うなど、部位によって石を使い分けることもあります。
石の選び方に正解はなく、同じ季節でも体の状態によって変わります。Mineral Peakでは毎回の聞き取りで、その日の体の状態を確認してから石を選んでいます。